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599.2 香川県庁舎 丹下健三

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代表的なファサードとして知られ,この姿を写真で何度も見た軽やかな表現。
現地でわかったことはこのプロポーションを撮るには引きがない。
超広角レンズで撮影し,あおり調整しています。
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日本的なるもの
1956年に伝統論争のなか「現代建築の創造と日本建築の伝統」を書き,香川県庁舎の計画案が発表された。

軽やかな表現の外観を可能にするセンターコアが採用され明快なプランになっている。

日本の伝統である木造建築による木割,壁面を追放し,広島計画と異なり,柱や梁をファサードの前面に出さず,庇と縁を張り出した。

「庇と縁と障子という日本の伝統が持っている方法的成果は,その創造にまとわりついている消極的な姿勢やその表情を否定し,むしろ技法の停滞を打ち破り,それを大胆に推し進めるという姿勢において,はじめて,私たちの手で,創造的に継承されることが出来るのである」という。

壁画は、高松市出身の猪熊弦一郎氏が、庁舎の建築にあわせて制作。
図柄は太陽と月で、お茶の真髄である和(東面)、敬(南面)、清(北面)、寂(西面)を表現し、力強い大振りな作品は、直線と灰色で構成される建物と、互いに引き立てあう不可欠な関係を築いている。

香川県庁のホームページで,旧庁舎を紹介していないのが残念である。
県民なら旧庁舎の文化的価値を知っていることが常識かもしれないが,
いまや建築界の若い人には香川県庁舎の歴史的意義を知らない人も多いと思う。

県の旧庁舎に対する表現が見当たらないこと,その姿勢が,
県庁舎のピロティ・庭園スペースに市民が居ない場所になっているのではないか。

なお,「県庁の星」の撮影場所になった超高層県庁の本館も丹下健三の設計。
でもシンボル的な権威を感じる。


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by million-lion | 2010-11-20 18:22 | 5 古典建築・現代建築

599.2 香川県庁舎・ピロティ 丹下健三

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パブリック・スペース
1950年代後半の建築界では伝統論争・民衆論争が盛んで,1階のピロティは庭園とのつながりのあるパブリック・スペースは民衆への配慮で,丹下は民衆のエネルギーが伝統を新しい創造に転化させるというコメントしている。
そのパブリック・スペースの提案は万博のお祭り広場へと続いていく。

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ヒューマニズム
庁舎建築が担う意味として,市民意識が希薄な日本の社会にそれを根付かせるため,無駄なスペースであると非難されるパブリック・スペースは庁舎にとって本質的なものと訴える。

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でも,ピロティ・庭園には民衆が居なかった。
パブリック・スペースは民衆の心に魅力を感じさせなかったのか。
実に寂しげなスペースになっていた。

建築家は戦後の民主主義を確立するための理想として市民生活の交流の場所を創造するが
民衆に支持を得なかったのか。

戦後,民衆の心・エネルギーは消費社会に向かったようだ。

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by million-lion | 2010-11-19 17:11 | 5 古典建築・現代建築

599.2 香川県庁舎・東館低層棟 丹下健三

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香川県庁舎(1958年)は,丹下健三の鉄筋コンクリート構造による木割りを彷彿させ,柱と梁による「桂」的なファサードは,モダニズムのデザインのなかに伝統の刻印を打ち込む代表作。
また,庁舎などの公共建築のピロティを用いた原点でもある。
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ル・コルビュジエにより提唱されたピロティは,西洋ではあまり用いられず,戦後日本の庁舎などの公共建築で盛んに用いられた。

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(大阪府庁)門で固め,階段で権威的に人を選別しているような以前の庁舎から,50年代の戦後民主主義の精神である社会と人がフラットに連続する平等で開かれた社会のロジックとして(ピロティ=社会に向かって開く)多くの庁舎のモデルになった。

丹下健三の出世作で「ピロティ」の代表作,広島平和会館は1955年の竣工。
「シティ・ホール」の代表作,旧東京都庁は1957年の竣工。

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by million-lion | 2010-11-18 18:26 | 5 古典建築・現代建築

599.1 香川県立体育館の空間 丹下健三

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船型の外観は船底ラインがそのまま内部の天井として連続してるんや

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シンプルな元型による空間

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外観で受けた印象より内部に入ったほうがええな

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圧迫されそうな天井の曲面に,空間の力を実感したで
やっぱり建築は空間による造形やな

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こんな空間を体感すると機能優先のフラットな天井はつまらんな


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空間は写真では感じにくいので最も体感が必要やで
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内部を見学できてよかったな
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県民にいつまでも愛され、このまま末永く存在させてや

さぁ,次は本命を見に行くで

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by million-lion | 2010-11-17 17:29 | 5 古典建築・現代建築

599.1 香川県立体育館の造形 丹下健三

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JR高松に着くと日は暮れていた。
高松の駅から徒歩15分ほどのウェルシティ高松(香川厚生年金会館)のホテルへ向かう。
しかし,予想以上に遠く重い荷物を持って30分以上も掛かった。

高松駅前の地下自転車置き場にはレンタル自転車が24時間100円だったことをまだ知らない。

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ホテルから香川県立体育館が近くにあるので食事に行く途中に体育館の前を通る。
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香川県立体育館は丹下健三の設計で1964年に竣工。
鉄筋コンクリート造の高張力によるサスペンション構造
家具は剣持勇デザイン研究所

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30年以上前にバスから突然見かけた船形のカタチにびっくりした。

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今回間近で見るとやっぱり街並みを超越する迫力がある。

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駐車場のおっちぉんが,時々写真をとる人がいると話しかけてきて,ベストボジションを教えられた。

折角なので内部の撮影をしたい。
受付を探し申し出ると,必要記入事項を書くと許可された。

それは次回に

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by million-lion | 2010-11-16 18:03 | 5 古典建築・現代建築

818 建築都市21世紀ブックガイド

ぬかるみの世界だった建築設計業界は底なし沼の状況です。
脱出する為わずかに開催されるクモの糸のようなコンペに群がるその中のひとり。

その先も不安に満ちている。

しかし勉強はしなければ,と初学者気分で手に取った本が面白い!
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建築都市ブックガイド21世紀 五十嵐太郎 編

そこから広がった本でまず読み終えたのは
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磯崎新の「都庁」
戦後日本最大のコンペ 平松剛 著

磯崎新と東大の同級生,元所員,丹下研の後輩,磯崎崇拝者,と様々な方々に磯崎さんや丹下さんのことを聞いても余り語らない。
この本で丹下健三と磯崎新のすごさが再認識したような気がする。
寝る間を惜しんだコンペの最中にもかかわらず夢中で読んだ。
建築関係でない人でも楽しめると思います。

次は,今回借りた中から
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貝島桃代+黒田潤三+塚本由晴『メイド・イン・トーキョー』
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青木淳『原っぱと遊園地』
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山本理顕『住宅論』
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磯崎新・安藤忠雄・藤森照信・伊東豊雄『住宅の射程』
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藤森照信『人類と建築の歴史』を読み進める予定。

建築都市ブックガイド21世紀で紹介するのは関連文献を含めて300冊以上あり,読んだ本,持っているが未読の本,やっぱり読まなければと思った本,再読しなれければと思った本も並んでいる。

特に気になった本をリストアップし読むには1年かかるかな。
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松岡正剛の「日本とのいう方法」
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古田亮の「俵屋宗達」琳派の祖の真実が読んでいる途中なのにストップしている。


読みたい本がたくさんありすぎて読む時間が足りない。

しかし,もっと切実な仕事が足りない。

虚(うつ)と現実(うつつ)のあいだを行きつ戻りつ彷徨い続ける日々。

くいしんぼ一眼さんのブログはWaider


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明日も雨なら読書。
雨がやめば大阪城の千貫櫓・多聞櫓・金蔵の特別拝観10月9日~11日へ行きます。
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by million-lion | 2010-10-09 18:43 | 8 芸・美・文化・歳時記

705 倉敷

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倉敷川沿いの白壁の町並みが「美観地区」として有名な観光地。
一方で、製造品出荷額は約4兆円に上り、大阪市に次ぐ西日本を代表する意外と工業都市でもある。

人口約47万で、岡山都市圏に含まれるが、倉敷市は代官所が置かれた天領、岡山市は外様大名の城下町、歴史的違いによる対抗心も根強いものがあるよう。
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多くのカメラマンがマジックアワーのため場所取りで、なかにはケンカするものもいた。
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倉敷アイビースクエア。浦辺鎮太郎の設計で、閉鎖されていた明治の紡績工場をアメニティ施設として再生したもの。
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観光的には、倉敷川沿いが人気ですが、すぐ横の鶴形山の裾を通る本町、東町の街並みもいい。
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鶴形山は標高約35mの小高い丘で、山頂には倉敷の総氏神、阿智神社が佇み、倉敷の町が一望できる。
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また、すこし足を伸ばせば、丹下健三設計の倉敷市立美術館(旧倉敷市庁舎)が見られる。

今日からは桜に替わり春の花々
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白詰草
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by million-lion | 2009-04-18 18:58 | 7 西の旅・東の旅

599 国立代々木競技場 第二体育館 丹下健三 

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1964年の東京オリンピックのバスケットボール会場に使われた体育館です。
総合・意匠設計は丹下健三、構造設計は坪井善勝、設備設計は井上宇市、日本建築界の代表者3氏による。

小学4年生でした、この競技場の造形に興奮し丹下健三の名前を覚えました。
中学生になればバスケット部に入り、この体育館で試合をする夢を抱き、大人になれば建築家になって、こんな設計ができる建築家になることを妄想した。

幾度と訪れた東京ですが、しっかりと写真に収めたく、実は初めて訪れました。
バスケットの関東大学選手権が行われていたが、運良く受付の女性から撮影の許しをいただき内部が撮れました。
小1時間じっくり拝見できました。

やっぱりすごい、造形は勿論のこと空間も迫力があり、今でも新鮮に感じる。
このときの丹下健三は世界レベルの建築でトップに達していたのでは、と思う。

今回訪れたときは、第一体育館が改修工事中で見学できず残念でした。
第二体育館の外周が雑然としたところがあり、整理することを期待し、今後は文化財に指定し末永く保存されることを切望する。

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by MILLION-lion | 2009-03-08 19:22 | 5 古典建築・現代建築


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