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521.1 重要文化財 旧三上家住宅の土間・ニワ

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では、中に入ってみましょう。
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三上家は、江戸時代から酒造業・廻船業などを営み財をなし、明治以降は、酒造業を中心とした経営を行なってきた。
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まずは、ニワを拝見します。庭とは屋内外の作業空間で、吹き抜け土間のここで酒を造っていたようです。
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釜場に麹室もあります。
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柱の傷んだ足元を根継ぎを施し金物で補強されています。箱せん継ぎでしょうか。
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外部の軒下で撮り損ねた、扇棰の根元が化粧で現れていた。
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土間の奥ダイドコで大所帯の食事が賄われ、磨かれた黒光りする柱や天井から200年以上暮らしてきた様子が窺える。
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床の石がいいですね。
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次回は、座敷へ

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by million-lion | 2011-05-28 21:39 | 5 古典建築・現代建築

521 重要文化財 旧三上家住宅

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 丹後・宮津の旧三上家住宅は、主屋を中心に、門塀が連なる長大な表構えをあらわし、近世の丹後における有力な商家の遺構です。当家は屋号を「元結屋」と称し、城下の河原町を本拠として糸問屋を営む一方、廻船や酒造を業としてきた。同時に、米会所元方や町名主として藩財政や町政にも深くかかわる宮津藩有数の商家であった。
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 この建物は天明三年(1783)の宮津大火、いわゆる晒屋火事の類焼により直ちに普請を始め、現存する主屋はその年の暮れにはほとんど完成していたとみられる。以後、数次にわたって建て継がれ、現在に至っている。
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 火災による再建から耐火性の強い瓦葺で土蔵造は、大火の後も草葺が並ぶ街に突然、城のごとく主屋の出現に人々の注目を集めたことであろう。宮津の町家は一般に平入であるが、三上家の主屋は妻入で例外的な意匠である。
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 外壁は大壁とし、白漆喰で仕上げ、垂木も塗り固めている。垂木は扇形に配列されている。この扇垂木は、寺院建築の禅宗様式で最高の技術を要する。なぜ、町家に用いたのか不明ですが、匠は宮津の大工集団で与謝・丹後地域において多数の寺社建築に携わった富田一門、当家の「出面帳」にも記録されている。宮津周辺の町家で扇垂木の技法があれば、それは富田一門の系譜でしょうね。
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 また当家は多数の古文書を蔵し、建築関係では、主屋再建時におげる職人の出勤簿をはじめ、各時期の普請関係文書が残されており、住宅生産の技術や普請の習俗、災害復興時におげる建築生産体制などを知ることができる。

※あまりに立派な屋敷なので、後は本陣に指定され玄関などを普請している。
※扇垂木がわかる軒下からの写真を入れないといけませんね。
また訪問して撮ってきますので、しばらくお待ちを

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by million-lion | 2011-05-24 22:42 | 5 古典建築・現代建築

520.1 国登録有形文化財 茶六本館その2

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案内された部屋は、12畳の間でバストイレ付。
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あれ、
ビスネスプランでは6畳バストイレ無しのはず。

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オフシーズンのメリットかな、ラッキー!

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落ち着いた和室の意匠で、この地にしっかりとした匠達の伝統があったことを感じる。
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古い建築ですが、構造もがっちりしている。

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手入れもよく、居心地のいいひと時を味わえる。

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大正から戦前の昭和にタイムスリップした気分です。

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さあ、温泉に入って、たのしみの夕食だ。

ちなみに国登録有形文化財で近畿の営業中は、
旅篭 麻吉旅館[三重県伊勢市]
かめや旅館[滋賀県犬上郡多賀町]
料理旅館 かぎ楼[滋賀県犬上郡多賀町]
俵屋旅館[京都市中京区麸屋町通]
上木屋町幾松[京都市中京区木屋町通]
近又[京都市中京区御幸町通]
茶六本館[宮津市魚屋]
清輝楼[宮津市魚屋]
菊水楼[奈良市高畑町]
上御殿[和歌山県日高郡龍神村]

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by million-lion | 2011-05-22 17:00 | 5 古典建築・現代建築

520 国登録有形文化財 茶六本館

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天橋立から宿のある宮津の市街地へ
ぶらぶら海を見ながら歩いてもよかったのですが、時間が読めないので電車で宮津駅に到着。
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少し往くと、街の中心を流れる大手川。
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橋を渡ると、宮津市役所。
設計は「連合設計」で竣工は1962年「新建築」にも発表されている。

宮津は、丹後チリメンの船出し港としても栄えた港町。
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花街が賑わった頃の風情をちょろちょろ散策しながら、旧市街の中心にある宿の茶六本館に到着。
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茶六本館は、享保年間(1716~1735)の創業で250年以上も続く老舗の名旅館。
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現在の建物は、大正と昭和初期の木造3階建で、国登録有形文化財に登録されている。
ここも今回の旅の目的のひとつ。
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国登録有形文化財に泊まれて、宿泊料はビスネスプランなら一人1泊2食付8550円。
びっくりするほど安い。
構えも良さそうだ。

つづく

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by million-lion | 2011-05-17 17:28 | 5 古典建築・現代建築

716.6 天橋立図 雪舟

天橋立の代表的な眺望は

斜め一文字
北側の傘松公園からの天橋立の眺め。

飛龍観
文珠山の山頂から見る南側からの眺めで、龍が天に登る姿に見えることからその名前がついた。

一字観
西側の大内峠一字観公園からの天橋立の眺め。

そして
雪舟観
東側からの天橋立の眺め。

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雪舟筆 国宝
紙本墨画淡彩 89.5×169.5cm 室町時代(1501~1506)

天橋立を鳥瞰的にとらえた図で、図中の智恩寺の多宝塔と成相寺の伽藍が同時に描かれることから、制作期が一応明応10年(1501)から永正3年(1506)とされ、80歳を越してなお現地に足を運び実際の景色を写した。

彼の真筆とされる作品は20数点、その多くが中国から帰国後の50代からの晩年にかけて描かれた。
個性的な画風の中でもこの天橋立図は異彩を放っている。
また絵には謎が多い。
観光案内のように23ヶ所もの神社や仏閣、土地の名前が記され、さらに21枚の紙が張り合わしで、それぞれの紙のサイズはバラツキがあり、貼り合わせ方も雑である。
ましてや、画がかなりずれている部分もあり、日本で最初に落款を記した雪舟が、この絵に落款もない。

つまり、この絵は完成した絵ではなく、入念なスケッチを組み合わせた下絵であろう。

雪舟の描く極楽浄土は、仏と神の世界を掛け渡す橋。

いつか完成させたかったか、未完のままにしておいたのか。

下絵で国宝は、凄すぎる。

つまり、天橋立は太古から続く凄いパワースポットなのだ。
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こちらは、長谷川等伯の松林図
こちらも国宝

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by million-lion | 2011-05-13 17:52 | 7 西の旅・東の旅

716.5 日本三景・天橋立を歩く

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江戸時代のはじめ、全国を行脚した儒学者、林春斎が「日本国事跡考」において、「松島、此島之外有小島若干、殆如盆池月波之景、境致之佳興、丹後天橋立、安芸厳島為三処奇観」と書き、
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その後、儒学者・貝原益軒が、その著書『己巳紀行(きしきこう)』(丹波丹後若狭紀行)にて、天橋立を「日本の三景の一とするも宜也」と記している。
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その日本三景の天橋立、松島、宮島(厳島神社)は、全て海(沿岸)にある景観で、古くから詩歌に詠まれ、絵画に描かれていた。

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特にこの天橋立は、雪舟、蕪村、与謝野鉄幹・晶子など文人墨客愛された名勝です。
大阪・京都・神戸からも車でも電車でも2時間ほどのアクセス。
日帰りも可能ですが、やっぱり泊まりで、ゆっくりと新鮮な海の幸を堪能してください。
冬のカニのシーズン以外は、予約が取りやすいようです。

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もちろん、眺望を楽しみ、股のぞきも一度は体験していただきたいのですが、お勧めは松林を歩くことです。

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わずかに聞こえるザァ~、ザァ~波の音、ザワ、ザワと松林の音、長谷川等伯の松林図の世界に身をおくような至福の時を過ごせます。

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特に朝夕の散歩には最高でしょう。
いずれ、日課になることを今から楽しみにしています。

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観光地の夕方は、急に人が少なくなるので静寂な時を過ごせます。
片道3.6kmの道のりには休憩所やトイレもあります。

ところで、世界遺産に天橋立と松島が登録されていない。
なんで、日本人なら誰でも知っている名所なのに……
でも、伊勢神宮、富士山等々、びっくりする名所が色々と入っていません。


カメラのISOが1600に設定されていて、さすがに画質が悪くてすみません。
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by million-lion | 2011-05-12 19:02 | 7 西の旅・東の旅

716.4 切戸の文珠・智恩寺

江戸時代のはじめ、全国を行脚した儒学者、林春斎が「日本国事跡考」において、「松島、此島之外有小島若干、殆如盆池月波之景、境致之佳興、丹後天橋立、安芸厳島為三処奇観」と書き、

その後、儒学者・貝原益軒が、その著書『己巳紀行(きしきこう)』(丹波丹後若狭紀行)にて、天橋立を「日本の三景の一とするも宜也」と記している。

その日本三景の天橋立、松島、宮島(厳島神社)は、全て海(沿岸)にある景観で、古くから詩歌に詠まれ、絵画に描かれていた。

特にこの天橋立は、雪舟、蕪村、与謝野文人墨客に愛された名所です。

大阪・京都・神戸からも車でも電車でも2時間ほどのアクセス。
日帰りも可能ですが、やっぱり泊まりで、ゆつくりと新鮮な海の幸を堪能してください。
冬のカニのシーズン以外は、予約が取りやすいようです。

もちろん、眺望を楽しみ、股のぞきも一度は体験していただきたいのですが、お勧めは松林を歩くことです。

わずかに聞こえるザァ~、ザァ~波の音、ザワ、ザワと松林の音、長谷川等伯の松林図の世界に身をおくような感じを味わえます。

特に朝夕の散歩には最高でしょう。
いずれ、日課になることを今から楽しみにしています。

観光地の夕方は、急に人が少なくなるので静寂な時を過ごせます。
片道3.6kmの道のりには休憩所やトイレもあります。
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by million-lion | 2011-05-12 18:53 | 7 西の旅・東の旅

716.3 切戸の文珠・智恩寺

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天橋立のシンボル 智恵の輪燈籠

天橋立は
北に
丹後國一ノ宮 元伊勢 籠神社
南に
切戸の文珠・智恩寺
と、神社と寺に挟まれている。

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切戸の文珠・智恩寺
天橋立桟橋のすぐ近くにあり,波打際の境内には潮の香りが漂う。
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松の木立ちの中に"黄金閣"と呼ばれる山門,山門左手に多宝塔,正面には"切戸の文殊"で親しまれ,本尊文殊菩薩を安置する本堂の文殊堂が配されている。
寺は808(大同3)年に平城天皇の勅願により創建されたといわれ,境内には和泉式部の歌塚,智恵の輪燈籠などがあり、書院前庭にはマリア燈篭が隠れるように立っている。

山号-天橋山
宗派-臨済宗妙心寺派
境内自由 仏像は非公開

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文殊堂
東西10間,南北9間の宝形造,銅板葺。内陣には神建の柱と呼ぶ室町期の四本柱があり,須弥壇上に厨子,その前に本尊の文殊菩薩と脇侍を安置する。

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多宝塔[重要文化財]
方3間,2層の塔婆で,屋根は檜皮葺。上層の構造は複雑で,半面下層は簡素である。
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1500(明応9)年に建てられ,室町時代の工法をよく表わしている。塔内には大日如来坐像を安置する。

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文殊菩薩
大乗仏教な菩薩の一人。
古来から"文殊の智恵"で親しまれるように智恵を象徴する。
当時のの菩薩像は右手に剣,左手に経巻をもち、獅子に騎(またが)り,クツワをとる優闐王を右に,左側に,箱を棒持する善財童子を従える。
いずれも彩色を施しており,寄木刳造で鎌倉時代後期の精巧な作風を示す。
山形県亀岡の丈殊,奈良県桜井の安倍の文殊とともに日本三文殊の一つ。
秘仏である。
※見せてな~。

マリア燈籠
織部形をしており,マリアの像といわれるものが刻まれている。寺伝では幽斎が建てたというが確証はない。

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文珠
天橋立の駅からすぐ、文珠海岸に臨んで街が開け,対岸の天橋立公園とは回旋橋で結ばれている。豪華な旅館や多くのみやげ物店も立ち並び,天橋立観光の基地として賑わっている。また,"文珠の出船祭り"の中心でもある。

豪華な名旅館群
対橋楼
与謝野寛・晶子夫妻は昭和5年に逗留し、天橋立の作品を書き、晶子は昭和15年にも訪れ、多くの作品を残す。この天橋立への吟遊の旅の帰京直後、脳溢血が再発し2年後帰らぬ人となる。

文珠荘 松露亭
1954年(昭和29年)文殊堂岬に京の名工の手により全館総平屋数奇屋造りの「文珠荘別館」として開業。
常宿にして頂いた作家の故山口瞳氏は「行きつけの店」にて「何もかも真ッ平で穏やかである。その平面はどこまでも続く。『平ら』が心に浮かぶとき、私は穏やかでユッタリとした気分になる。・・・日本人なら一度はあの真ッ平らな光景に接してもらいたいものだ。」
と紹介する。また当時国鉄のフルムーンの大流行となった上原謙さんと高峰三枝子さんのCMの舞台として登場。

文珠荘
1966年(昭和41年)目前に天橋立運河、天橋立松並木を借景として「文珠荘新館」(のちの「文珠荘」)を開業。
設計は皇居の基本設計を担当した日本を代表する建築家吉村順三氏。
吉村順三氏の作品に魅せられた11代幾世勘七は設計を吉村氏に依頼。
多忙の中一度は断られるが「すさまじい情熱に負けた」とのことで承諾。
吉村順三氏の思想である「簡素で美しいものの追求」をモットーに心和む水際の風景、快適な泊まり心地、和のリゾート感覚、その空間づくりに改装を重ねる。

玄妙庵
緑の木立に囲まれた閑静な環境の高台あり、数奇屋造りの落ち着いた雰囲気で天橋立の絶景を一望できる。

以上の名旅館は、残念ながら写真がありません。いずれ、機会があれば……。

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駅の横に銭湯があるので低予算で天橋立の温泉気分を味わえます。


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by million-lion | 2011-05-06 18:07 | 7 西の旅・東の旅

435 モッコウバラ

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きのう奈良町界隈ぶらりで見事に咲く花。
モッコウバラ(木香茨、木香薔薇)
ロサ・バンクシア・ルテア
中国原産のバラ。

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常緑つる性低木。枝には棘がないため扱いやすい。花は白か淡い黄色で、それぞれ一重咲と八重咲があり、直径2-3cmと花は小さいが花付きが素晴らしい。開花期は初夏で一期性。4~5月の1ヶ月間。多くは薄い黄色。白は良い香りが僅かにする。一般的にモッコウバラといった場合には、黄色の八重咲を指す。
木香茨は秋篠宮家第一女子・眞子内親王のお印。

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まちぶらで花に出会うと季節を感じ、気持ちがくつろぐ。

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それぞれの街並みにシンボルになる花を街の人々が育て、訪れた者の心をなごます。
また、その花が咲く頃、訪れた街並みを思い出し、その街並みに足繁く訪れたくなる。
なんてええな。


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by million-lion | 2011-05-05 16:07 | 4 庭園・花鳥風月

716.2 丹後國一ノ宮 元伊勢 籠神社

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一の鳥居

天の橋立を貫けると「一ノ宮の桟橋」に着く。
そこから北へわずかのところに丹後一ノ宮の籠(この)神社がある。

元伊勢 籠神社のしおりより
神代と呼ばれる遠くはるかな昔から奥宮眞名井原に豊受大神をお祭りして来ましたが、その御縁故によって人皇十代崇神天皇の御代に天照皇大神が大和国笠縫邑からおうつりになって、之を與謝宮(吉佐宮)と申して一緒にお祭り致しました。その後天照皇大神は11代垂仁天皇の御代に、また豊受大神は21代雄略天皇の御代にそれぞれ伊勢におうつりになりました。それに依って当社は元伊勢と云われております。両大神が伊勢にお遷りの後、天孫彦火明命を主祭神とし、社名を籠宮(このみや)と改め、元伊勢の社として、又丹後国の一之宮として朝野の崇敬を集めて来ました。

本来は本殿はなく、拝殿の裏に2つの磐座であったが、今は本殿を設けている。

社家の海部氏は、彦火明命を祖とし、当社の創建以来、代々奉斎をしてきたとされ、4代目の倭宿禰命は、神武東征の際に速吸門で亀に乗って神武天皇の前に現れ、大和国へ先導した。現在は82代目で、伝わる本系図は現存する日本の古系図のひとつで国宝。

この系図には、邪馬台国の女王、卑弥呼の墓の最有力候補として注目されている奈良県・纏向遺跡にある箸墓古墳、その被葬者とされる倭迹迹日百襲姫(やまとととひももそひめ)の名が載っているのです。系図によると、始祖の彦火明命(ひこほあかりのみこと)から9代目の孫のところに、「日女命(ひめのみこと)」と出てきます。この「日女命」の脇に、「またの名を倭迹迹日百襲姫命」、「またの名を神大市姫命」、「日神ともいう」などと記されている。
また、もうひとつの天孫降臨伝説を伝えており、海部家と天皇家は同じ天照大神の孫で、兄弟の間柄とも考えられるようです。

神社には、2000年間にわたり伝世されてきた息津鏡(おきつかがみ)、辺津鏡(へつかがみ)と呼ばれる秘蔵の鏡も2面あります。


丹後には古代のロマンがたくさん眠っている。
つまり、大和より古いパワースポット。

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神門
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社殿へつづく石段の狛犬一対はだいぶ古く鎌倉時代のもの。重要文化財
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君が代に歌われる「さざれ石」
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拝殿と本殿は千木と堅魚木をおく神明造。
本社の北東約400mの所に元の鎮座地である奥宮真名井(まない)神社がある。

天橋立はかつて籠神社の社領地であり、参道でした。


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by million-lion | 2011-05-03 17:59 | 7 西の旅・東の旅


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